【1枚約2,000円】戸襖の張り替えは自分でできる!シールタイプふすま紙で築50年の和室が明るくなった

わたしは築50年の実家で暮らしています。

断捨離をして寝室のものが減ったら、今度は年季の入ったふすまの汚れが目立つようになりました。剥がれかけた角、いつついたのかわからない輪ジミ。見るたびに、ちょっと気持ちが沈む。

仏壇じまいもして、この部屋をもっと広く、明るく見せたい。そう思って、思い切って自分で張り替えることにしました。

結果からいうと、シールタイプのふすま紙を使えば、DIY初心者のアラフィフでも1枚ずつマイペースに張り替えられました。戸襖6枚で費用は12,017円、1枚あたり約2,000円です。

おじいわん

ふすま、ボロボロだったもんね

しんげつ

そうなの。毎晩1枚ずつ貼って、10日かけて全部きれいにしたよ

この記事では、材料と費用の実額、古い紙の剥がし方から、カッターで切りすぎた失敗のリカバリーまで、全部そのまま紹介します。

戸襖張り替え前と張り替え後の比較写真
目次

張り替え前の戸襖はこんな状態でした

角が剥がれてめくれた戸襖のふすま紙

うちのふすまは、正確には「戸襖(とぶすま)」というタイプです。中が板でできていて、和室と洋室・廊下の間の仕切りによく使われている、ちょっと重たいふすまです。表面が破れても穴が貫通しないのが特徴で、そのぶん紙の剥がれや汚れは目立ちやすい気がします。

戸襖のふすま紙についた輪ジミ

角の剥がれ、謎の輪ジミ、下貼りが見えるほど破れた面もありました。50年がんばってくれたふすまです。

材料と道具:6枚分で合計12,017円

今回そろえたものと価格はこちらです。

品名価格
シールタイプふすま紙(アサヒペン 94cm×180cm 利休)1,416円×6本=8,496円
引き手(ツキエス S-211 花びらデザイン)363円×6個=2,178円
引き手釘打ち工具(アサヒペン 70mm)243円
ダイソー(カッター・軍手・タイルブラシ・お直しシール・マスキングテープなど10点)1,100円
合計(6枚分)12,017円

張り替え費用は1枚あたり約2,000円。

業者さん(くらしのマーケット)での相場は最低でも1枚あたり3,000円くらい。

枚数や紙のグレードによってもっとかかることが多いようなので、「まず自分でやってみる」価値は十分あると思います。

道具はほぼダイソーでそろえました。

ダイソーで購入したふすまの張り替え商品

ローラーの代わりはお風呂用のタイルブラシ、戸襖になぜか開いていた小さな穴をふさぐ用に障子用のお直しシール。カッターは切れ味重視で、しっかりした大きめのもの(ダイヤルロック式)を選びました。

専用道具を買わなくてもなんとかなるものです。

▼ 使ったふすま紙・引き手はこちら

シールタイプ・アイロン・のり、どのふすま紙を選ぶ?

ふすま紙には大きく3タイプあります。

タイプ特徴
シールタイプ裏紙を剥がして貼るだけ。のりもアイロンも不要
アイロンタイプアイロンの熱で接着。位置の微調整がしやすい
のりタイプ昔ながらの方法。安いが、のりの準備と乾燥が必要

わたしがシールタイプを選んだ理由は、のりの準備も乾かす時間もいらないからです。

仕事のあとに1枚ずつ進めたかったので、「思い立った夜にすぐ貼れて、その日のうちに完成する」のが決め手でした。

しんげつ

ここから張り替えの手順を説明しますね

手順①:引き手を外す(小さな釘2本でとまっていました)

戸襖の引き手の釘をラジオペンチで抜く様子

最初の工程は引き手(ふすまの取っ手)を外すことです。

やってみて初めて知ったのですが、引き手って、あんなに小さな釘2本でとまっているだけなんですね。

外し方は、家にあった小さなマイナスドライバーを引き手のふちの隙間に挟んで、てこの要領でクイッ、クイッと何度か動かすだけ。するとひょこっと釘の頭が顔を出すので、あとはラジオペンチで引っこ抜きます。片側が抜ければ、反対側は引き手ごと引っ張れば外れました。

50年もののサビサビの釘でしたが、折れずに全部抜けました。6枚分の引き手外しで、かかった時間は1時間弱です。

おじいわん

くぎ、ひょこっと出てくるの?見たかったな

しんげつ

ちょっと感動したよ。仕組みがわかると楽しいね

手順②:古いふすま紙を剥がす(ドライヤーが便利)

ドライヤーで温めながら戸襖の古いふすま紙を剥がす様子

古い紙を剥がすときに活躍したのが、ふつうのヘアドライヤーです。

角から紙をめくって、剥がれにくいところはドライヤーの温風を当てながらゆっくり引っ張ると、接着が緩んでベリベリときれいに剥がれてくれます。専用のスチーマーがなくても大丈夫でした。

戸襖の場合、下地は板なので、多少強く剥がしても穴があく心配が少ないのは気楽なところです。

剥がし残しがあった部分は、カッターの背やヘラで軽くこそげて平らにしておきます。

うちの戸襖には、なぜか小さな穴が開いている面もありました。そこは障子用のお直しシールでふさいで平らにしてから、次の工程へ。下地の凸凹はそのまま仕上がりに響くので、ここで直しておくと安心です。

手順③:シールふすま紙は「重力貼り」でシワなし

いよいよ本番の貼り付けです。

わたしは「重力貼り」というやり方でやりました。ざっくり言うと、ふすまを立てたまま、紙の上端だけ位置決めして仮止めし、紙自体の重さでまっすぐ垂らしながら、上から少しずつ裏紙を剥がして貼っていく方法です。

言葉で説明するより動画を見るのが早いので、わたしが一番わかりやすかった動画を紹介します。

実際の作業もすべてこの通りに進めました。

▼ 参考にした動画(重力貼りのやり方)
シールタイプふすま紙の貼り方(YouTube)

動画から学んだコツは4つです。

  • 戸襖の上端にマスキングテープを貼っておき、その上にふすま紙の端を仮止めして位置を確認してから貼り始める(テープの上なら貼り直しがきくので、位置ズレはゼロでした)
  • 欲張らず、20cmくらいずつ裏紙を剥がして確実に貼り進める
  • 空気は軍手をはめた手で中心から扇状になでて追い出す
  • 仕上げにタイルブラシでもう一度全体をなでる(ローラーの代わり。これでほぼシワなし)

最初の1枚は、YouTubeを見ながらゆっくりやって1時間半。慣れてからは1枚1時間くらいでした。

張り替え済みの白い戸襖と張り替え前の戸襖の比較

1枚貼るだけで、この差です。隣のビフォーと比べると、白さがまぶしいくらいでした。

手順④:一番むずかしいのは木枠まわりのカット【失敗談あり】

戸襖の木枠に沿ってカットしたふすま紙の角

正直に書きます。一番苦労したのはここです。

貼り終わったあと、木枠と紙の境目の溝にカッターの刃を入れて、スーッと余分な紙を切り落としていくのですが、脱線せずまっすぐ切るのが本当にむずかしい

まっすぐ切っているつもりでも、なぜか内側にずれていて、切りすぎてしまいました。

そこで、余ったシールタイプのふすま紙を切って、上からペタッと貼ってごまかしました。

同じ紙なので、言われないと気づかない仕上がりです。

しんげつ

失敗しても、余り紙でこっそりリカバリーできました

おじいわん

ないしょのはずが、ブログに書いちゃうんだね

カッターの刃は惜しまずポキポキ折って、常に新しい刃で切るのも大事なポイントです。

手順⑤:新しい引き手を釘打ち工具で取り付け

張り替えた戸襖に取り付けた花びらデザインの新しい引き手

最後に新しい引き手の取り付けです。

まず、貼ったふすま紙の上から、引き手の穴の位置にカッターで十字に切り込みを入れます。

穴の位置は、紙の上から指でなぞるとへこみでわかりますよ。

切り込んだ紙を穴の内側に折り込んだら、新しい引き手をぐっと押し込みます。ここまでは道具いらずです。

最後は付属の小さな釘を打つのですが、じつは「引き手釘打ち」という工具、最初は買う予定がありませんでした。

ところが1個目を取り付けるとき、金づちで直接打つには釘が小さすぎるうえに場所が狭くて、思ったより打ちにくい。せっかくのかわいい白い引き手に傷がつきそうだったので、あわてて買い足しました(243円)。

使い方は簡単で、細い筒の先に釘を入れて仮固定し、上から長い心棒を差し込んで、その心棒を金づちで打つ仕組み。力がまっすぐ釘に伝わるので、狭い引き手の中でも引き手を傷つけずに打てました。

200円ちょっとで指も引き手も守れるので、これは最初から用意しておくのがおすすめです。

引き手を花びらデザインのものに変えたので、白いふすま紙に銀のアクセントが効いて、ちょっとだけ今風の顔になりました。

ビフォーアフター:部屋が見違えるほど明るくなりました

シールタイプふすま紙で張り替えた白い戸襖4枚の全景

毎晩仕事のあとに1枚ずつ、できない日もありながら、10日で6枚すべて完成しました。

古い茶色っぽいふすまが白くなっただけで、部屋全体がワントーン明るくなって、朝起きたときの気分が違います。断捨離でものを減らしたあとだったので、すっきり感もひとしおでした。

やってみてわかったのは、戸襖の張り替えは「器用さ」より「1枚ずつやる根気」だということ。

一気に6枚やろうとしたら心が折れていたと思いますが、「今日は1枚だけ」なら仕事のあとでもできました。

まとめ:迷っているなら、まず1枚から

  • 戸襖6枚の張り替えで費用は12,017円(1枚あたり約2,000円)
  • シールタイプならのり・アイロン不要で、夜に1枚ずつ進められる
  • 古い紙はドライヤーで温めると剥がしやすい
  • 引き手は小さな釘2本でとまっているだけ。マイナスドライバーとラジオペンチで外せる
  • 木枠まわりのカットだけは慎重に。切りすぎても余り紙を貼ればリカバリーは可能

築50年のふすまでも、自分でここまで変えられます。

全部やるのが大変そうなら、いちばん目立つ1枚だけでも張り替えてみてください。部屋の空気が変わりますよ。

ちなみに、業者さんに頼んだ場合との差額や浮いたお金のことを考えるのも、わたしの楽しみのひとつです。

こうして家まわりを自分の手でととのえて浮いたお金は、未来のために積み立てに回しています。

浮いたお金の行き先に、こんな選択肢もあります。よかったら読んでみて下さいね。

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