みなさんのおうちの犬は車酔いしますか?
ぼくは子犬のころ車が苦手だったよ
そうそう、ドライブは3分が限界だったものね
今では車が大好き!長距離ドライブも平気な我が家のおじいわん。
でも、実は1才くらいまでは車が苦手で困っていたのです。
車が動き出すとすぐに吐いてしまうので、どこにも出かけることができませんでした。
今回は我が家の犬がどうやって車酔いを克服したかお教えしますね。
犬が車酔いしたときの症状
犬が車に酔うと、いろいろな症状が出現します。
・ あくびを何回もする
・ 口をペロペロと舐める
・ 涎がでてくる
・ 目がうつろになる
・ ソワソワして動き回る
・ くるくる回り始める
・ 地面をほる仕草をする
・ 歯をくいしばる
我が家のおじいわんは、ソワソワからはじまり、口をモゴモゴしたあと、口をくいしばり
吐くというのがお決まりでした。
私は運転どころではありません。
路肩に車を止めて車内掃除。
それから外の空気を吸わせたり、気分転換にちょっと歩かせたり、それはそれは大変でした。
クレートに入れていても、自由にしていても、どちらでもすぐに吐いていました。
なんだかとっても気分がわるかったんだよ。なんでだろうね
犬が車酔いをする主な3つの理由
犬が車酔いをする主な3つの原因をみてみましょう。
クルマの揺れによるバランス感覚の乱れ
犬は車の中での振動や急な曲がり角によってバランス感覚が乱れやすくなります。
人間でも遊園地でジェットコースターやぐるぐる回転する乗り物に乗った時は、想像できない動きにお腹がむかついたり、気分が悪くなったりするでしょう。
犬も同じように、車の中で急にスピードが上がったり、止まったり、曲がったりすると、自分の思ってもない方向に体が揺れたり、上下したりするのでバランス感覚が保てなくなるんです。
ぼくはまっすぐ走ってるつもりなのに急に曲がるんだもん。
気持ち悪かったよ…
このような車の揺れによる「バランス感覚の乱れ」が犬が車酔いをする原因の一つです。
車内のニオイ
犬は人の100万倍も鋭い嗅覚を持っていると言われています。
ガソリンや排気ガスのニオイは人間でも気分が悪くなりますよね。
車内の芳香剤や消臭剤なども人間にとっては「いい香り」でも、嗅覚のすぐれた犬にとってはパンチの効いた刺激臭に感じるはずです。
車という閉鎖された空間で、きついニオイに囲まれていることが、車酔いの原因となります。
クルマへの恐怖・不安
犬は新しい場所や経験に不安を感じることがあります。
車で初めてのドライブに出かけると、犬は周りの景色や車の動きに驚いて、緊張してしまうかもしれません。
人間と暮らすことによって、「車に乗る」という新たなストレスが発生したのです。
そのストレスが車酔いを引き起こす原因になります。
そして、一回ひどい車酔いを経験した場合は、車に乗るだけで具合が悪くなる悪循環におちいることもあります。
我が家での犬の車酔い克服に効き目があった3選
ずっと車酔いをされては、動物病院に行くときも大変だし、楽しいお出かけもできません。
そこで我が家では犬の車酔い克服方法をいろいろ試してみました。
その中で効き目のあった方法を3つご紹介します。
とにかく慣れるために毎日車に乗る
短時間でもいいので、毎日とにかく車に乗せました。
車は楽しい場所だということを認識してもらうために、車を動かさない日もエンジンはかけないまま乗せて慣れさせました。
乗るだけでも褒める、おやつを少し食べる、車の中で遊ぶ、を繰り返しました。
「車」を「楽しい場所だ」と認識させることが大事なようです。
窓をいつも開けておく
車って機密性がものすごく高いのです。
ニオイに敏感な犬にとって、車内の密閉された香りは耐えがたいものだったようです。
そこて、エアコンを使っていても、いつも窓を少しあけておく事にしました。
すると外のニオイを嗅げるので、落ち着いて乗っていられる時間が徐々に長くなっていきました。
極限まで遊んで疲れてから乗る
おじいわんが長距離ドライブでも大丈夫になった一番の理由はこれです。
ある日、車で一時間ほどかかるドッグランに連れていきました。
行きは、気分が悪くなるたびに、何度も車を止めては、休憩して気分転換しながらのドライブでした。
ドッグランにつくと、気分が悪かったことなんて忘れて走り回ってクタクタになるまで遊びました。
そして帰り道、いつもは緊張して眠ることのなかった車の中で、ついに睡魔に負けて寝てしまったのです。
ドライブ中に一度も吐かず家にたどりついた記念日となりました。
この日を境に、車で気分が悪くなることがグーンと減りました。
車=楽しい場所に行ける=たくさん遊べるという、いいイメージが植え付けられたのだと思います。
疲れて寝てしまった日から、車に乗るのが平気になったよ!
犬の車酔いに試してみたかった克服法
犬の車酔いが治ってしまった今となっては試せませんが、車酔いがひどかった時に知っていたら、やってみたかった方法をご紹介します。
マッサージとツボ押し
・おヘソの周りをくるくる時計回りにマッサージ
・肉球をひとつずつもみほぐす
・耳のすぐ前にある軟骨を指ではさんでマッサージ
・内関(前足の足首からちょっと上)、足三里(後足の膝の外側のくぼみ)のツボを押す
などなど車酔いに効くというマッサージやツボはたくさんあります。
こんなに簡単な方法で車酔いが防げるのなら試してみたかったです。
アロマオイル
ニオイに敏感な犬にとって、車内の嫌な匂いは気分が悪くなるかもしれません。
でもニオイによっては車酔いに効果があるらしいのです。
たとえば
ペパーミント 吐き気防止、胃を正常に保つ
レモン 胃を正常に保つ、制酸、気分をリフレッシュ
ラベンダー 心を落ち着かせる、穏やかな気持ちになる
といったニオイです。
こういったアロマオイルの力を借りたらもっと楽に車酔いをこくふくできたかもしれません。
犬の車酔いに特化したブレンドオイルも販売されているようです。
スッキリしそうなニオイだね!
柑橘系の香りがメインなので人間も癒やされそうですね。
さいごに
犬が車に慣れてくれると、下記のようなメリットがあります。
病院通いが楽になる
行動範囲が広がる
旅行でストレスなく長距離の移動ができる
犬の車酔いを克服して、犬も人間もよりハッピーに暮らせるようになるといいですね。
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