こんにちは、しんげつです。
新NISAが始まって絶好調だった株式市場は2024年8月、日本もアメリカも株価が大幅に下落する、という波乱万丈な月を経験しました。
この荒れ模様の月に、一括投資と分散投資の違いがくっきり見えてきました。
今回はこのような下落相場において、分散投資がどれだけ頼もしい味方になったか、具体的な数字をもとに、わかりやすくお話ししていきますね。
8月は大変だったわね。新NISAで投資を始めたばかりの人たちの間では、『積み上がった含み益が吹き飛んだ』『大急ぎで手放した』という声が聞こえてきたわよね
僕も正直怖くなっちゃったよ
でも、こういう市場の混乱時こそ、インデックス投資の真価が発揮されるのよ。私がやっている毎日500円投資でインデックス投資の威力を見てみましょう
2024年8月の毎日500円投資の結果
前回の記事でもご紹介したとおり、2024年8月に毎日500円を投資した結果は
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)では
- 投資日数:20日
- 総投資額:10,000円
- 購入口数:4,148口
でした。
今回はオールカントリーを使って、毎日投資と一括投資を比べてみたいと思います。
2024年8月 オールカントリーの基準価額推移
2024年8月のオールカントリーの基準価額のグラフです。
月の初めの基準価額が一番高く、8月6日に最安値を経験しました。
その後はだんだん値を戻していきましたね。
8月上旬は落ちていく株価に不安な日が続いたわね
毎日投資 vs 一括投資 2024年8月の月初に一括投資をしていたら?
月のはじめに一括で投資していたらどうだったか見てみましょう
月はじめの8月1日に一括投資した場合
基準価額:24,883円
投資金額:10,000円
購入口数:4,019口
この日は8月の中で一番高い日でもあります。
もしも8月1日の基準価額で10,000円を一括投資していたら、4,019口 購入できています。
毎日500円を10,000円分、分散して投資すると4,148口でしたね。
毎日の分散投資の方が129口(約3%)も多く購入できているでしょ
わぁ、月はじめの最悪のタイミングで投資しなくて良かったよ!
安い時も高い時も同じ金額で買っていく毎日コツコツ投資のおかげで、高値掴みという最悪のシナリオを避けられるのです。
市場の変動を利用して平均購入単価を下げる『ドルコスト平均法』の効果が発揮されたのよ
毎日投資 vs 一括投資 2024年8月の最安値日に一括投資をしていたら?
次に最安値の基準価額の日に買った場合もみてみましょう
最安値日は8月6日で22,688円でした。
8月6日(最安値時)に一括投資した場合
基準価額:22,688円
投資金額:10,000円
購入口数:4,408口
もしも最安値日の基準価額で10,000円を一括投資していたら、4,408口 購入できています。
毎日500円の分散投資の場合は4,148口でしたね。
この最安値日に運よく一括で投資できていたら、毎日投資するより260口(約6%)も多く買えています。
これなら一括で買った方がよかったワン
でも最安値日って当てることができる?
株価が下がっていたら明日はもっと下がるかもって思うんじゃない?
確かに8月6日の最安値日で買えていたら、多くの口数を購入できています。
でも最安値日を当て続けることは誰にもできませんよね。
投資においては、毎日ちょっとずつ買っていくという「リスク分散」も一つの有効な作戦です。
時間を分ける「リスク分散」を使えば、株価が下落している時にも「安い時も高い時も取りこぼさず買えているんだ」という心理的な安心感を感じながら投資を続けることができるのです。
株価下落時における毎日投資の5つのメリット
「株価が下がって、損してないかな…」
株価の下落時には多くの方がこのような不安を感じると思います。
しかし実はこの下落こそが、分散投資の真価を発揮する絶好の機会なのです。
そこで株価下落時における毎日投資のメリットを5つお伝えします。
1. 平均取得単価の低下
毎日投資を行うことで、株価の変動に関わらず一定額を投資し続けます。株価が下落している時期には、同じ金額でより多くの口数を購入できるため、平均取得単価が低下します。
2. リスクの分散
毎日投資を行うことで、投資タイミングのリスクを分散できます。一括投資の場合、最悪のタイミング(今回の場合は8月1日)で投資してしまうリスクがありますが、毎日投資ならそのリスクを大幅に軽減できます。
3. 心理的な安定
株価が下落している時期には、多くの投資家が不安を感じ、投資を躊躇してしまいがちです。しかし、毎日一定額を投資することをシステム化していれば、感情に左右されずに継続的な投資が可能になります。
4. ドルコスト平均法の効果
毎日投資は、ドルコスト平均法の一種と言えます。この方法では、市場の上昇局面では少ない口数を、下落局面では多くの口数を購入することになり、長期的には市場の平均的なリターンを得やすくなります。
5. 複利効果の最大化
毎日投資を続けることで、複利効果を最大限に活用できます。特に長期的な投資において、この効果は大きな差となって現れます。
特に、新NISAのような長期的な資産形成を目的とした制度では、この作戦の価値が一層高まります。
なるほど!毎日投資って、こんなにメリットがあるんだね
とくに「感情に左右されない」がとっても大事だと思っているわ。
いつ、どんな時でもコツコツよ!
下落相場こそチャンス!
2024年8月の例で、株価下落時における毎日投資の有利さが明らかになりましたね。
最悪のタイミングで一括投資した場合と比べて約3%も多くの口数を獲得できたことは、分散投資の効果をはっきりと表しています。
投資は長期的な視点で行うことが重要です。
短期的な市場の変動に一喜一憂せず、着実に積み立てを続けることで、将来の資産形成につながっていくのです。
とにかく投資をやめずに続けることが大事なのよ
ぼくの筋トレみたいなもんだね。
コツコツ筋肉..じゃなくてお金を増やしていくんだね!
はじめてみよう、毎日投資!
一括投資にもいいところはありますが、市場のタイミングを完璧に当てることは誰にも不可能です。
特に投資を始めたばかりの人や、リスクを避けたい人には、毎日投資のような分散投資がおすすめかもしれません。
また一括投資か分散投資かを選ぶにしても、自分のお財布事情やリスクへの耐性、投資の目標に合わせて決めることが大切です。
市場は今後も上がったり下がったりを繰り返すでしょう。
長い目で見た経済成長を信じて、コツコツ投資を続けることが、資産形成の成功への近道ではないでしょうか。
しんげつ 私は毎日積立をマネックス証券でやっています
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※投資はご自身のリスクをふまえて、自己責任の判断のもとで行いましょう
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