こんにちはしんげつです。

みなさんは終活について考えたことがありますか?
我が家では両親も高齢になり、最近話題に上るようになったのが終活の一つ「墓じまい」です。
私が一人っ子で親族も少ないため、両親は私に負担をかけたくないと考えているようです。
特に、父の両親は亡くなってから30年以上が経っているため、そろそろ「墓じまい」をしてもいいのではないかという話になりました。
ただ、いざ「墓じまい」しようとなっても、何から手をつけたらよいのか全くわかりません。
そんな時、ちょうど百貨店で終活フェアが開催されることを知り、一度情報を集めに行こうと両親と一緒に行くことにしました。
今回はその終活フェアで「墓じまい」について学んだことをお伝えしたいと思います。


終活フェアってどんな感じ?


終活フェアに参加したのは今回がはじめてでした。
行く前は人生の終わりを考える暗い感じなのかなぁと思っていました。
実際に行ってみると全然そんなことはなく、たくさんの人でワイワイにぎわうお祭りのような雰囲気でした。
墓じまいだけではなく、財産相続やリフォーム、見守りサービス等に関する多くのブースがあり、スタッフの方々も親切で、気になっていたことが気軽に相談できました。
生前整理や墓じまいなどの終活に興味がある人は実際に足を運んでみるといいと思いますよ。



終活を楽しみましょう
墓じまいって何?まずは基本を知る


終活フェアで真っ先に足を運んだのはもちろん「墓じまい」コーナーです。
地元の葬儀社が主催していました。
ここで「墓じまい」の基本的な流れを学びました。
まず、「墓じまい」とは、現在のお墓を撤去し、そこに埋葬されているご遺骨を別の場所に移す手続きのことです。
お墓を守る人がいない、お墓から遠い場所で暮らしているなど、管理が難しくなったりする理由で、近年は多くの家庭が墓じまいを選択するようになっています。
初めての墓じまいでは、何をどう進めるべきか分からず戸惑うことが多いので、専門の業者に相談するのが安心だと教えてもらいました。



何から手をつけていいか、全くわからなかったから助かったわ
説明を聞くと意外にも手順が整理されていて、専門家のサポートを得ればスムーズに進むことがわかりました。
具体的には、以下の8ステップで進めるのが一般的なようです。
墓じまいのやり方8ステップ


1.親族の同意をとる
自分は墓をもう閉じてもいいと思っていても、周りの親族は「まだ早い、残して欲しい」という思いがあるかもしれません。
事前に関係のある親族には同意をとっておくことが、まず第一歩です。



あとでトラブルにならないように大事なことですね!
2. お墓の種類の確認をする
墓じまいしたいお墓の種類を確認します。
お墓の種類には公共霊園・民間霊園・寺院墓地・みなし墓地などがあります。
自分のお墓の種類を確認して、関係する役所や霊園に必要な手続きを進めます。



しんげつ家のお墓の種類はなんだったの?



調べてみたら、うちは民間霊園だったわ
3. お墓の管理者に墓じまいしたい旨を伝え書類を準備する
お墓の種類がわかったら、お墓の管理者に連絡を取り、墓じまいをしたい旨を伝えます。
公共か民間かによって必要な書類が異なってきます。
公共の墓地の場合、揃える書類の数が多いようです。改葬許可申請など役所に提出する書類もあります。
民間の墓地の場合、墓地の管理者が必要書類を揃えてくれる場合があります。



しんげつ家は民間霊園だったから、お墓の管理者が書類を揃えて送ってきてくれたわ
4.新しい納骨先を考える
墓じまいすることによって、お墓から骨の入っている骨壺が出てきます。
このお骨をどうしたいのか考えます。
納骨堂、樹木葬、海洋散骨、合祀墓などから今後のことも考えてベストな方法を選びましょう。



私なら何も残らない海洋散骨がいいかなぁ



大自然に還るって、最近人気だよね!
5.墓石の解体をお願いする業者を選定する
お墓は最終的にキレイに撤去して管理者に戻す必要があります。
そのために石材店に墓石の解体、撤去をお願いします。
石材店によって費用がまちまちなので、できれば数社見積もりをとって業者を決めた方がいいでしょう。



民間の墓地の場合は指定の石材店があるらしいわ



民間墓地だと石材店を選べないの?



そうみたい。でも見積もりをとって、あまりにも高額なら他社の見積もりをとってみた方がいいって教えてもらったわ!
6.閉眼供養をしてお骨を取り出す
閉眼供養とはお墓や仏壇に宿る先祖の魂を抜き取る儀式のことです。
墓じまいでは、閉眼供養は必須ではありません。
しかし仏教上気になるのであれば、普段お世話になっているお寺などにお願いして、お骨を取り出す前に読経をしてもらいましょう。
閉眼供養の後にお骨をお墓から取り出します。
7.納骨先にお骨を移動させる
取り出したお骨を、決めていた納骨先に移動させます。
汚れがひどい時は洗骨します。
お骨をパウダー状に加工してコンパクトにすることも可能です。



海洋散骨なら必ずパウダー状に加工するのよ



どのくらいの大きさになるのかな



5寸壺のお骨で両手の大きさの袋くらいですって



ずいぶん小さくなるんだね
8.お墓を更地にして戻す
お骨を取り出したあと、石材店にお墓を更地にしてもらい、お墓の管理者に返還します。
これで無事墓じまいは完了です。



長い道のりだけど、流れがわかったかしら
終活フェアに行って感じたこと
終活フェアに参加して良かったのは、知識が得られただけでなく、「墓じまいは専門家のサポートを受ければ意外とスムーズに進む」という安心感を得られたことです。
何も分からず始めるのではなく、まずは情報を集めることが大切だと実感しました。
同じように墓じまいで悩んでいる方は、終活フェアなどに参加してみて、ぜひ一歩踏み出してくださいね!


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