こんにちは。
インデックスの少額投資をコツコツ実践しているしんげつです。
私は2022年10月13日から毎日500円投資をやっています。
全世界株式「オール・カントリー」と米国株式「S&P500」の両方に積み立てつづけて一年がたちました。
少額の毎日積み立て投資。結果はどうなったのでしょうか。
一年間のまとめをしてみたいと思います。
毎日500円投資 一年間でいくらになったのか?
毎日コツコツ投資の結果は…
オール・カントリー 126,587円
S&P500 136,643円
割と貯まってますよね。
10万円以上貯まったら増えた〜!って感覚がありませんか?
そして、投資というリスクを負うことで、現金で500円玉を貯めるより
リターンを得ることができました。
一年間買い続けた投資商品をご紹介
500円積み立てで購入している2本の投資信託商品の紹介です。
ノーロード型・低コストのインデックスファンド。
インデックス投資に興味を持った人が「どちらを買えばいいのかな?」と一度は悩んだことがあるであろう商品です。
① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬 0.05764%
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動。
日本を含む世界中の株式市場に広く分散投資することができる。
組入銘柄数は2,800以上。
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬 0.09372%
アメリカの主要な、ほぼ500銘柄からなる株価指数に連動。
アメリカ株式市場への投資に特化。
この2つに毎日500円ずつ投資していました。
毎日500円投資 オール・カントリーとS&P500をくらべてみよう
せっかくなので、オール・カントリーとS&P500を色々な面からくらべてみました。
オール・カントリーの中身の6割はアメリカです。
アメリカ6割の「オール・カントリー」 VS アメリカ10割の「S&P500」
どんなちがいがあったのか一緒に見ていきましょう。
どっちが増えた?
さてこの一年でオール・カントリーとS&P500、どっちが多く増えたのでしょうか?
【結論】S&P500の勝ち。
2022年10月12日〜2023年10月13日の投資成績まとめです。
オール・カントリー | S&P500 | |
投資日数 | 225日 | 238日 |
投資金額(元金) | 112,500円 | 119,000円 |
1年後の評価額 | 126,587円 | 136,643円 |
評価損益率 | 12.51% | 14.82% |
評価損益 | 14,083円 | 17,642円 |
S&P500の評価損益率は14.82%と、オール・カントリーを2.31%も上回る成績でした。
そして、この一年では両者ともプラスで着地。
ホッと一安心です!
一年間の投資可能日数は?
毎日投資といっても1年365日のうち、投資可能な日は365日ではありません。
基本的に土日祝日、年末年始はお休みです。
海外のいろいろな行事に合わせてファンド休業日というものもあります。
ファンド休業日には500円の積み上げはストップです。
結局1年間で
オール・カントリー 225日
S&P500 238日
投資することができました。
S&P500の方が13日多く投資することができました。
世界中の株式市場が関係しているオール・カントリーは、S&P500と比べてお休みが多いです。
投資チャンスはS&P500の方が多いですね。
基準価額はどうだった?
一年間のオール・カントリーとS&P500の基準価額をくらべてみましょう。
投資信託の基準価額とは1万口当たりの値段のことです。
基準価額 | オール・カントリー | S&P500 |
2022年10月13日 | 16,026円 | 18,501円 |
2023年10月12日 | 20,099円 | 23,314円 |
増加率 | 25.4% | 26.0% |
2022年10月13日〜2023年10月12日の基準価額チャート
オール・カントリーの中身の6割はアメリカなので当たり前といえば当たり前なのですが、
2つとも似たような値動きですね。
そして2つとも最終的には基準価額が上がった一年でした。
500円で買える口数を計算してみましょう。
・基準価額15,000円の場合
500円➗15,000円(基準価額)✖️10,000口🟰333.3口
500円で334口が手に入ります。
・基準価額が20,000円の場合。
500円➗20,000円(基準価額)✖️10,000口🟰250.0口
500円で250口が手に入ります。
・基準価額が10,000円の場合。
500円➗10,000円(基準価額)✖️10,000口🟰500.0口
500円で500口が手に入ります。
基準価額が高いと買える口数が少なくなります。低いと多くの口数が買えますね。
高い時も安い時もコツコツ買っていく方法で、安全に資産を増やしていくことが大事です。
どっちが強かった?
最終的に投資成績がよかったS&P500ですが、一年を通して成績が良かったわけではありません。
下のグラフはオール・カントリーからS&P500の評価損益率を引き算したものです。
0から上の部分はオールカントリーの方が勝っているということになります。
2022年11月から2023年5月中旬まではオール・カントリーがほぼ勝っています。
5月中旬以降に逆転して、それからはずっとS&P500の勝ち。
逆転した2023年5月ごろはアメリカの「債務上限問題」がずいぶん騒がれていた時期でした。
この問題がひと段落してからはS&P500は力強く上がっていきました。
オール・カントリーも途中までがんばっていたんですね。
値動きの激しさは?
本来、インデックス投資は毎日値動きを追うような投資法ではありません。
が、毎日の値動きの激しさも見てみましょう。
オール・カントリーとS&P500の一年間における評価損益率を重ねてグラフにしてみました。
青色の線はオール・カントリー、赤色の線はS&P500の毎日の評価損益率です。
赤色の線のS&P500に注目してみてください。
下落するときは青線のオール・カントリーよりも大きく落ち、
上昇するときは青線よりも上に大きくはみ出ていますね。
これは値動きの激しさを表しています。
オール・カントリーよりS&P500の方が激しく上下するようです。
最大の上昇率と下落率は?
評価損益率の最大日と最小日もくらべてみましょう。
オール・カントリー | S&P500 | |
利益が最大の日 | 8月1日 プラス 16.25% | 9月6日 プラス 18.27% |
損失が最大の日 | 12月21日 マイナス 6.3% | 1月4日 マイナス 7.64% |
オールカントリーはプラス16.25%、S&P500はプラス18.27%まで上昇。
割と大きく上昇した日がありました。
プラスになる分はいくらでも嬉しいですね。
投資ではマイナス部分も大事です。
オールカントリーはマイナス6.3%、S&P500はマイナス7.64%。
S&P500の方がマイナス幅が大きい一年でした。
このくらいのマイナスでは動じない!
強い気持ちでインデックス投資を続けましょう。
オール・カントリーとS&P500 どっちがお好み?
ここ一年の間、S&P500のボラティリティ(価格変動)が大きかったので、
いつも振り回されている気分でした。
投資を始めたばかりだったら、S&P500の値動きの激しさに面食らって嫌になっていたかもしれません。
それに比べるとオール・カントリーはまぁまぁ落ち着いた値動きでした。
安心感、安定感で選ぶならオールカントリーかな、という気がします。
ただ、多少振り回されても気にならないなら、S&P500の成績の良さは魅力的ですね。
ちょっとワルいけどバリバリ稼いでくれるS&P500。
いつも優しくて、お休みも多い。けれど稼ぎはちょっと少ないオルカン君。
みなさんはどちらがお好みですか?
一年間の少額投資を通じて感じたこと
全世界株式と米国株式の両方に毎日500円投資して2つを比べながら、
一年間楽しく投資生活を送ることができました。
少額でも投資を続けて資産が増えていくのを見ていると、
経済成長に連動して「預けたお金が働いてくれている」と実感します。
この先もどうなるか楽しみです。
500円投資の成果はTwitterでも発信しています。よかったら見にきてくださいね。
最後に
少額投資は投資初心者におすすめです。
いろいろ頭の中で考えるよりも、まずはやってみるのが大事です。
最初から大きな金額で投資をして失敗するのは嫌だから、
まずは無理のない100円とか500円から少額で始めてみるのがいいですよ。
始めるタイミングがわからないなら、毎日コツコツ積み立てを試してみるのもありです!
ちなみに私が毎日積み立てをやっている証券会社は、10年以上使っているマネックス証券さん。
「毎日つみたて」についてのコラム、情報を豊富に出してくれています。
100円から積み立てできて、日額でも月額でも金額指定できるところがいいですね。
マネックスカードを使った積み立てならポイントが最大2.2%もつくのは群を抜いています。
口座開設は無料なので興味がある方はのぞいてみてくださいね。
※投資はご自身のリスクをふまえて、自己責任の判断のもとで行いましょう。
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