9月は、日米の中央銀行がそろって利上げをした月でした。
FRB(アメリカの中央銀行にあたる組織)は約3年ぶり、日銀は3ヵ月ぶりの利上げ。さらに為替は円高に動き、オルカンもS&P500も基準価額が下がりました。
月末の損益率はオルカンが56.40%、S&P500が57.68%。どちらも先月末の62%台から、4〜6%ほど下がっています。
ただ、口数(買った投資信託の数のこと)のほうに目を向けると、毎日積立は一括買いに勝ちました。先月の負けから一転です。
毎日積立、47ヵ月目の結果をご報告しますね。
しんげつ下がった月でも、やることは変わりません。毎日500円を積み上げるだけです。



りあげってたいへん?ぼくのおやつの値段もあがっちゃうの?
2026年9月 オルカンとS&P500の基準価額推移グラフ


まずは今月の値動きから。基準価額(投資信託の値段のこと。1万口あたりで表示されます)は、2本そろって下がりました。
オルカンは先月末の38,905円から37,791円へ、1,114円のマイナス。率にして約2.9%です。
S&P500は45,408円から44,450円へ、958円のマイナスで約2.1%でした。
下がり幅は、オルカンのほうがやや大きくなっています。
月の中の動きは、あいかわらず2本ともよく似ていました。月初がいちばん高く、中旬にかけてじわじわ下がって底をつけ、その後は持ち直す流れでした。
| オルカン | S&P500 | |
|---|---|---|
| 月初(9/1・月の最高値) | 38,753円 | 45,197円 |
| 月の底 | 37,058円(9/16) | 43,215円(9/10) |
| 月末 | 37,791円 | 44,450円 |
その後は持ち直しました。連休をはさんだ9月18日から24日のあいだに、オルカンは656円、S&P500は876円上昇。25日にそろって後半の高値をつけたあと、月末にかけてまた少し下がっています。
つまり、「月初がいちばん高くて、途中に谷があり、また戻ってきた」形でした。
先月とは反対の形で、これがあとで出てくる口数の話に関係してきます。
2026年9月 月間レポート


| オルカン | S&P500 | |
|---|---|---|
| 投資日数 | 17日 | 18日 |
| 今月の投資額 | ¥8,500 | ¥9,000 |
| 購入口数(積立) | 2,261口 | 2,048口 |
| 先月末評価額 | ¥702,881 | ¥742,166 |
| 今月末評価額 | ¥691,299 | ¥735,611 |
| 損益率 | 56.40% | 57.68% |


損益率はオルカンが56.40%、S&P500が57.68%で着地。
先月末はそれぞれ62.13%、62.21%でしたから、オルカンは5.73%、S&P500は4.53%ぶん下がったことになります。
投資日数がそれぞれ17日と18日なのは、9月は祝日が3日(21日〜23日)あって、営業日自体は19日。さらに、ファンドのお休みの日で買い付けのできない日が、オルカンは2日、S&P500は1日ありました。



今月はお休みの日がいっぱいだね。ぼくもお休みはだいすきだワン。



連休のあいだも、世界の市場は動いていたの。連休中の値動きは、連休明けの基準価額にまとめて反映されるのよ。
評価額で見ると、オルカンは702,881円から691,299円へ11,582円減りました。ただ、今月は8,500円を積み立てているので、値下がりによる目減りは20,082円です。
S&P500は742,166円から735,611円へ6,555円減りました。こちらは9,000円を積み立てていて、値下がりによる目減りは15,555円です。今月は、積み立てた金額を足しても、評価額が減った月でした。
オルカンの評価額は、先月末の70万円台から、70万円を割り込みました。
月の途中も見てみましょう。損益率がいちばん低かったのは、オルカンが9月16日の53.80%、S&P500が9月11日の53.92%。月末より、それぞれ2.6%、3.8%ほど低い日がありました。月初の61%台から底の53%台まで、7%以上の幅を動いたことになります。



月末の1日だけを切り取った数字なので、あまり一喜一憂しないようにしています。



あがったり、さがったり、シーソーみたいだワン。
「一度にまとめて買った方がよかったんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。毎月そこも検証しています。
一括投資 vs 毎日積立 口数比較
同じお金で買って、口数が多いほうが得です。毎日積立と、月初に一括で買った場合を、口数で比べました。
| 毎日積立(実績) | 一括購入(月初仮定) | 差 | |
|---|---|---|---|
| オルカン | 2,261口 | 2,193口 | +68口 |
| S&P500 | 2,048口 | 1,991口 | +57口 |
今月は両方とも毎日積立の勝ちです。8月の負けから一転、コツコツ積立に勝ちが戻ってきました。
ひとつお断りしておくと、この比較は「月のはじめにまとめて買っていたら」という仮定で計算したものです。実際にまとめて買うなら、いつ買うかは人それぞれ。目安のひとつとして見てくださいね。
毎日積立が勝つ条件は、月を通した平均の値段が、一括買いした日の値段より安かったとき。今月は2本とも月初がいちばん高かったので、月初に一括で買っていたら、その月の最高値で全額を買うことになっていました。
| 月初の基準価額 | 平均取得単価 | 月初基準価額との差 | |
|---|---|---|---|
| オルカン | 38,753円 | 37,594円 | 1,159円 安い |
| S&P500 | 45,197円 | 43,945円 | 1,252円 安い |
平均取得単価というのは、毎日500円ずつ買った結果として、実際に買えた値段の平均のことです。
今月の投資額を買えた口数で割って、1万口あたりに直すと出ます(オルカンなら投資額8,500円÷2,261口×10,000)。2本とも月初より1,100〜1,300円ほど安く買えていました。
では、この口数の差は、お金にするといくらになるでしょうか。
月末の基準価額で計算すると、オルカンの68口は約257円、S&P500の57口は約253円ぶんでした。
1ヵ月ぶんでは、わずかな差です。
勝ち負けを毎月記録して、積み重ねるとどちらに傾くのかを確かめていきます。
ひとつお知らせです。わたしが500円投資で使っているマネックス証券で、口数の端数の計算方法が変わりました。
口数は、毎日の買付ごとに端数(小数点以下)が出ます。これまでは、その端数を切り上げて口数にしていました。
9月28日からは、先に端数を切り捨てて口数を出し、その口数の金額が投資額である500円に足りなければ1口を足す、という手順に変わりました。
コールセンターに確認したところ、9月28日から変わっているとのことでした。ただ、お知らせでの告知はしない、とのことです。
わたしの計算では、ほとんどの日は今までと同じ口数になります。
1口少なくなるのは、500円に対して足りない金額が0.5円に満たない日だけ。
9月29日のオルカン(基準価額37,865円)が、そのケースでした。
9月29日だと、500円で買える口数は132.05口。以前なら133口、今は132口です。
毎日積み立てている身としては、ちょっとだけ残念です。
9月分の口数には、切り上げの分がまだ含まれています。ざっくり計算すると、その上乗せはオルカンが約6口、S&P500が約10口。これを引いても、今月の毎日積立の勝ちは変わりません。
新しい計算のくわしい仕組みは、別の記事でまとめる予定です。
先月は一括の勝ち、今月は積立の勝ち。
どちらが勝つかを事前に当てることはできないので、わたしは毎日積立を続けるだけです。
下がった相場で積立と一括を比べた検証も別記事に書いています。あわせてどうぞ。
▼ 【積立投資と一括投資どっちが有利?】株価下落時のオールカントリーで検証



先月は負けて、今月は勝って。毎月どちらかが勝つだけなんですよね。



じゃんけんみたいだワン。
おじいわんの解説|米国株はほぼ横ばいなのに、基準価額が下がったのはなぜ?


今月は、ちょっと気になる数字がありました。
アメリカの代表的な株価指数であるS&P500は、9月の1ヵ月間で約0.5%の下落(ドルでの値動き)でした。
ところが、S&P500に連動する投資信託の基準価額は、約2.1%も下がっています。この差は、どこから来たのでしょうか?
答えは、円高です。
投資信託の基準価額は、日本円で表示されます。
アメリカ株は米ドルで売り買いされているので、円に直して計算するしくみです。
ドルが安く、円が高くなると(円高)、同じドルの資産でも、円に直したときの値段は小さくなります。
今月のドル円は、月末同士で比べると160.02円から157.35円へ。
約1.7%の円高です。S&P500の下落0.5%弱と合わせると約2.1%で、基準価額の下落とほぼ重なります。
ざっくりした計算ですが、下落の大部分は円高の分だった、と言えそうです。
逆に、円安のときは追い風になります。8月末の160円台は、その追い風が吹いていた水準でした。
つまり基準価額は、株価と為替、2つの動きが合わさって決まります。株価がほぼ横ばいでも、為替だけで2%近く動くことがある。外国株の投資信託ならではの特徴です。
でも、基準価額が下がることは、悲しいことばかりではありません。
基準価額が下がると、同じ500円でたくさんの口数を買うことができるんですよ。



ぼくのおやつも値下げしたら、数がいっぱい買えるもんね!
円高の月は、口数が増える月でもあるんです。



かぶと、えんと、ふたつのシーソーだね。むずかしいけど、おもしろいワン。



株価も為替も、わたしには予想できません。だから毎日、同じ金額を買い続けています。
今月の一本勝負!S&P500 vs オルカン、強かったのはどっち?


営業日ごとに、その日の損益率が高いほうが「勝ち」として、9月の勝ち負けを数えました。
今月闘ったのは19回。
| 対決 | 勝った日数 |
|---|---|
| S&P500 | 12勝 |
| オルカン | 7勝 |
数字だけ見るとS&P500の勝ちですが、流れはくっきり分かれていました。


月初の9月1日と2日はオルカン、3日と4日はS&P500。
そのあと7日から11日までの5営業日は、オルカンの5連勝でした。
ところが14日から月末の30日までは、10営業日連続でS&P500が勝ちました。
1ヵ月のうちに、勝ち負けの流れが3回変わった形です。
月末には1.28%の差をつけて、S&P500君の勝ち!(S&P500が57.68%、オルカンが56.40%)
先月は0.08%差のほぼ引き分けでしたから、後半にぐっと差が開きました。
なお、どちらを選ぶかで迷っている方はオルカンとS&P500どっち?両方買うのは意味ない?もあわせてどうぞ。



S&P500君は10連勝。でも、来月どうなるかはわかりません。



どっちも応援したくなるワン!
おじいわんが選ぶ!2026年9月の経済ニュース



9月は、日本とアメリカの利上げが話題になった月だったよ。4本まとめたワン。
ニュース① FRBが約3年ぶりに利上げ 政策金利は3.75〜4.00%に
9月16日(日本時間17日未明)、FRBはFOMC(アメリカの金融政策を決める会合)で、政策金利を0.25%引き上げると決めました。利上げは約3年ぶり。政策金利は3.75〜4.00%になりました。
決定は全会一致でした。さらに、委員たちの金利見通し(ドットチャート)では、年内にもう1回の利上げが見込まれています。物価(インフレ)を抑えることを重視する姿勢が出た会合でした。



金利があがると、どうなるの?



お金を借りるコストが上がるので、株価には向かい風になりやすいと言われています。
ニュース② 日銀も3ヵ月ぶりに利上げ 政策金利は1.25%に
9月18日、日銀(日本銀行)は金融政策決定会合で、政策金利を1.00%から1.25%へ、0.25%引き上げると決めました。6月以来3ヵ月ぶりの利上げで、1.25%は約31年ぶりの高い水準です。
日銀は、これまでより早いペースで金利を調整する形になりました。ただ、1.25%になっても、お金を借りやすい緩和的な環境は続く、と説明されています。



日本もアメリカも金利を上げる。投資をしていると、やっぱり気になるニュースです。



金利って、ずっと下がってたのにね。
ニュース③ 円高が進み、ドル円は一時154円台に
月初に1ドル=160円台だったドル円は、9月上旬に一時154円台まで下がり、約6円の円高になりました。月末は157円台に戻しています。
背景には、日銀が利上げのペースを速めるとの見方が広がったことがある、とされています。日米の金利差が縮むという見方から、円が買われやすくなりました。
円高は、外国の株や投資信託を持っている人にとって、円に直した値段を下げる向かい風です。今月の基準価額が下がった大きな理由が、これでした。



えんが高いと、ぼくのおやつは安く買えるのかな。



海外からの買い物はお得に買えるけど、海外の投資信託にはマイナスなのよ。
ニュース④ 日経平均は小幅高、TOPIXと米国株は下落 長期金利と原油が重しに
9月の日経平均株価は、月間で441円高と小幅に上昇しました。半導体株の買いが支えとなった一方、TOPIX(東証株価指数。日本の幅広い銘柄をまとめた指数)は約1.2%下がり、金利の上昇が上値を抑える形になりました。
アメリカでも、S&P500は月間で約0.5%の下落。原油価格の上昇や、アメリカとイランの交渉が行き詰まっていることでインフレ懸念が強まり、長期金利が上がったことが重しになりました。



上がったり、下がったり、ごちゃまぜの月だったんだね。



だからこそ、まとめて持てるインデックス投資がありがたいと思うよね。
今月のできごと 80代の両親のスマホを、iPhoneに乗り換えました


投資の話ではありませんが、今月、80代の両親のスマホを、AndroidからiPhoneに乗り換えました。
これまでの機種は、母がGoogle Pixel、父がarrows(アローズ)。2人とも、よく使い方でつまずいて、そのたびにわたしに聞いてくるのですが、機種がバラバラなので、教える方も一苦労でした。
わたしはiPhoneを使っているので、いっそ父母もiPhoneにすれば、お互いに助け合いながら使えるし、解決策を調べる手間も減るのでは、と思ったのです。
通信キャリアはY!mobileでしたが、値上げのお知らせが届いていたこともあり、乗り換え先には日本通信SIM(大手の通信会社より料金の安い、格安SIMのサービス)を選びました。
日本通信SIMには、月額290円でデータ量1GBの「合理的シンプル290プラン」があります。高齢の父母なら充分です。先月なんて、0.01ギガしか使っていませんでしたから。
設定は、もちろんわたしの担当です。いまの電話番号をそのまま使えるように、MNP(電話番号を変えずに通信会社を乗り換える仕組み)で手続きしました。
Appleのオンラインストアで、iPhone 17e(どの通信会社でも使えるSIMフリー版)を2台購入。念のため、Y!mobileでMNP予約番号も取得しました。SIMはeSIM(カードの差し替えが要らない、本体に内蔵されたSIM)なので、家にいながら乗り換えができます。
最初に母の回線を申し込んで、こちらはすんなり開通しました。
つまずいたのは父の回線です。
父と母はY!mobileで別々のログインIDを持っていたので、父の名前で別の契約として申し込みをしてみました。ところがうまくいかず、「名義が違います」というメールが届いてしまったんです。
あらためて調べてみると、両親のY!mobileの回線は、2本とも母名義でした。
ログインIDが別でも、契約者は同じ。父の回線は父名義だと思い込んでしまったのが、つまずきの原因でした。
そこで、父の回線は母の家族回線(2回線目)として申し込み直しました。
今度はうまくいって、両親とも新しいiPhoneで通話と通信ができるところまで、半日がかりでやっとたどりつきました。
これから親御さんのスマホを乗り換えるという方に、ひとつだけお伝えするなら、回線ごとの契約者名義を、申し込む前に確認しておくことです。わたしは手続きの途中で気づいたため、やり直しで時間がかかってしまいました。
高齢の方は、店舗に出向いて、お店の方にお任せして契約していることが多く、契約状態がどうなっているか覚えていないこともあるので要注意です。
もうひとつ、80代の方がiPhoneを使い始めるときは、落としたときのことも考えておきたいところです。ケースと、手首や首にかけられるストラップがあると安心です。ケースは、カード入れが付いているかどうかが大事なポイントのようです。
父はわんこ柄のかわいいケースを選びましたよ。
▼ 父が選んだケース
母は赤色が好きなので、こちら。
▼ 母が選んだ赤いケース



親は、契約のことをけっこう忘れているものです。



ぼくは、ごはんのおさらの場所だけ覚えてるワン。



投資も歳をとると忘れちゃうかもね!シンプルにしとくのが一番ね!
まとめ
2026年9月は、FRBと日銀がそろって利上げをして、円高が進んだ月でした。オルカンもS&P500も基準価額が下がり、損益率はオルカンが56.40%、S&P500が57.68%。先月末から4〜6%ほど下がっています。評価額は、積み立てた金額を足してもマイナスでした。
でも、口数では毎日積立が一括買いに勝ちました。オルカンは68口、S&P500は57口ぶんの上乗せです。
月初がいちばん高く、途中に谷ができる形は、毎日積立に有利に働きました。
勝った月も、負けた月も、評価額が減った月も、わたしがやったことは同じです。
毎日500円を積み立てただけ。
47ヵ月続けて、金利や為替のニュースが騒がしい月ほど、「何も判断しない」ことの価値が大きいと感じています。
来月も淡々と、500円ずつ積み立てます。



へった月でも、口数はちゃんとふえてるよ。
500円投資、気になってきた方へ
「気になるけど、投資ってこわい」と感じている方は、まずこちらの記事からどうぞ。
▼ 【NISAを始めるのが怖い人へ】リーマンショックで退場したわたしが投資に戻れた理由


すぐに始めてみたい方はこちら。
▼ 【NISA初心者向け】SBI証券と楽天証券どっち?マネックス証券も入れた3社比較


先月の結果はこちらです。
▼ 【一括投資に負けました】2026年8月 ワンコインデックス投資結果 500円×46ヵ月の積立結果は?


※この記事はしんげつ個人の体験をもとに書いています。投資は自己判断・自己責任でお願いします。特定の商品の購入を推奨するものではありません。

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